習い事の体験で何度もつまずいた話|発達障害グレーゾーンの娘

発達凸凹娘・小学校時代

発達障害グレーゾーンの子どもの習い事、なかなかうまくいかなくて悩んでいませんか。

私は「女の子が生まれたら、バレエを習わせたい」そんな夢を持っていました。早くからはじめさせたいから、3歳になったら習わせよう、そんな勝手な予定も立てていました。

でも、子どもは親の思うようにはいかないものです。生まれてきた娘は、バレエどころか、習い事をはじめるのにもとても苦労しました。

やりたいことはどんどん出てくるけど、気持ちも行動もついてこない…。

いろいろな体験には行きましたが、なかなか習い事を始めさせてあげることができず、私も娘ももどかしい思いをたくさんしました。

この記事では、発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)の娘が体験にいった習い事とそこでの娘のつまずきについて書いていきたいと思います。

バレエの体験でのこと

最初に体験に行った習い事はバレエでした。私が習わせたかっただけで、完全な親の希望でした。今考えたら、こんなのうまくいくわけないのですが、当時はまだ発達の指摘もなく、困りごとを抱えているなんて思ってもいない時でした。

当時の私は娘に対して、不安も心配もまったくなかったので、ワクワクしかありませんでした。体験したらやりたくなるに決まっている!!そんなふうに思っていました。

でも、いざ体験レッスンが始まると、

娘が先生の前に立っていることができたのはわずか5分。

レッスン時間は1時間確保してもらっていたのに、たったの5分でした。

残りの55分、何をしていたかと言うと、娘はずっと走り回っていました(笑)鏡張りの広いスペース。たぶん落ち着かなかったんでしょうね。

代わりに55分の間、レッスンを受けたのは付き添いできていた小学3年生の息子でした。息子ももちろんバレエにまったく興味はなかったのですが、体を動かしてたら楽しくなってしまったようで、「おれ、やろうかな」と言ってました(笑)やりませんでしたけど。


娘の様子を見て、習わせるのは難しいと察しましたが

先生からも「◯◯ちゃんはまだまだ自由にしていたいと思うので、小学生になってからでも良いんじゃないでしょうか?」とやんわり断られ、断念しました。

今思うと、やりたくないとはいえ、あそこまで勝手に走り回るのって、特性ですよね。少しでも知識があれば、娘の発達に疑いが持てたかも?と思いました。

テニスの体験でのこと

娘が5歳の時、近所で子ども向けのテニスの体験会が開催されました。

息子のほうが行ってみたいと言ったので、ついでに娘も一緒につれていき、ふたりで参加させることにしました。もちろん、娘は興味がありませんでした。

「体験してみて興味が湧くこともある」「体験はいろいろさせたほうが良い」そう思っていましたが、娘はそんなタイプではありませんでした。興味のないことを、やってみよう、となるわけもなく…

準備運動は参加できたのですが、いざボールを打つ段階になると見学する場所にやってきて、まったく、やろうとはしませんでした。

のちにOTを受けてわかったのですが、娘には体の不器用さがありました。
走るだけのような単純な動きは得意。でも、テニスのように複数の動作を同時に行う運動は苦手だったようです。

興味もないし、できそうにもない。娘がやろうとする理由は見つかりませんでした(笑)

体操の体験でのこと

小学校に入学したあとに、はじめて参加した習い事の体験は、体操でした。

学童からは「感情のコントロールが苦手なようです…」と言われていたのですが、私がまったく知識がなかったこともあって、そこまで問題視していなかった時期でした。

一時的なものなんじゃないか、とか、好きなことならやれるんじゃないか、とか、自分の都合の良いように考えていました。

でも、この体操教室での様子を見たら、さすがに意識せざるを得なくなりました。

並べない、待てない、割り込みをする、走り出す、指示が聞けない…

注意ばかりされている娘を見ているのが、本当に苦しかったです。
正直、生きた心地がしないくらい疲れました。

そして、本人もこんなに注意されて、さぞ嫌な気持ちがしているだろう、と思いました。

でも、不思議なことに娘は自分がうまくやれていなかったことにはまったく気づいていなくて(笑)「体操教室はじめたい!」と言われました。

やりたいのにできない発達障害グレーゾーンの娘の話はこちらの記事にくわしく書いています。

私は、あきらかにみんなのレッスンを邪魔している状況がつらすぎて、他のところを探そう、と娘に話をしました。

その後、娘に嘘をつき、通い始めたのが運動特化型の放課後等デイサービスです。

放課後等デイサービスの話はこちらの記事にくわしく書いています。

ダンスの体験でのこと

娘が小学2年生の時に、お友だちが通っているダンス教室に体験に行きました。15人位のグループレッスンでした。

レッスン序盤は簡単な動きだったので頑張れていましたが、だんだん複雑な動きになっていくとまったくついていけなくなりました。

やったことがないので当たり前。でも娘は困ってしまったようでした。

そして娘は

逃げ出しました…(笑)

部屋から飛び出したので捕まえました。その後は、戻ってきたものの、床に転がるばかりでした。


「思ってたのと違う…」

ストリートダンスというのでしょうか、そういうダンスだったのですが、娘がやりたかったのはもっと違うダンスだったようでした。

レッスン後に指導してくれた先生と話したところ、「発達系の子も通っているから大丈夫ですよ」と言ってもらえたのですが、本人のやる気はなし。

ダンスといってもいろいろな種類があるので、ちゃんと確認しないといけなかったのだと反省しました。

歌とダンスの体験でのこと

よくよく娘の話を聞いてみたら、やりたいダンスは、KPOPダンスだということがわかりました。そして、グループレッスンは難しいこともわかってきたので、少人数もしくはマンツーマンレッスンの習い事を探すことにしました。

そこで見つけたのが、歌とダンスをする、ちょっとアイドル育成のような習い事でした。

個人レッスンの習い事ではなかったのですが、体験に行ったらマンツーマン!はじめて、これなら続けられるのではないか、と思ったのですが。うまくいかないものですね。

残念ながら生徒が少ないという理由で、習い事自体がなくなるという経験をしました。


ダンスは2回連続で成立しませんでした。でも小学6年生でようやくダンスを始めることができました。そのことについてはこちらの記事にくわしく書いています。

ピアノの体験でのこと

小学2年生の時に、ピアノの体験に行きました。ピアノは個人レッスンが多いので、興味があれば始めやすい。娘もやりたいというので行ってみたのですが

「思ってたのと違う」

ということで断念しました。落ち着きがない子なのに、静かに座ってレッスンを受けるなんて、確かに合わなかったかも、と私も思いました(笑)

グループレッスンが難しいと1番強く思っていた時期だったので、個人レッスンだという理由だけで期待をしてしまっていました。


結局、この日、付き添いできていたお兄ちゃんのほうがピアノを始めることになりました(笑)

思い返すと、息子も妹が心配だったかもしれません。いつも付き添いできてくれていました。


電子ピアノまで買って、家でも毎日やっていたので、習いに行けると思ったのですけどね。一時的なブームだったようで、すぐにまったく弾かなくなりました。息子は家で練習するタイプではなかったので、電子ピアノはホコリをかぶった家のオブジェになりました。

中学生になってまたピアノを弾き始めた娘の話はこちらの記事にくわしく書いています。

習い事が続かなかったわけではなく、“始めること”が難しかった

習い事って、「興味があれば続く」というものではないんですよね。

娘は、やりたい気持ちはたくさんありました。でも、集団行動が難しかったり、不器用さがあったり、興味のないことには気持ちが向かなかったりして、“やりたい”と“できる”がうまく噛み合わないことがよくありました。

当時の私は、「どうしてできないんだろう」「好きなら頑張れるんじゃないのかな」と思ってしまうこともありました。でも今振り返ると、娘は娘なりに、一生懸命チャレンジしていたんだと思います。

そして、うまくいかなかった経験も無駄ではありませんでした。

いろいろな体験をしたからこそ、娘がどんな環境なら安心できるのか、どんなことが苦手なのか、少しずつわかっていきました。

発達障害グレーゾーンの子は、「やる気がない」のではなく、“環境が合っていない”ことも本当に多いのだと思います。

合う場所に出会うまでには時間がかかることもあります。でも、合う環境に出会えた時、子どもってちゃんと伸びていくんですよね。だから、始められない=ダメ、続けられない=ダメ、ではない、と思っています。

娘は今6年間続けている習い事があります。またそのことも書いていきたいと思います。

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