「やりたいのにできない」発達障害グレーゾーンの娘|習い事と友達で見えた本当の理由

発達凸凹娘・小学校時代

発達障害グレーゾーンの子に見られる「やりたいのにできない」という特徴

発達障害グレーゾーンの娘を育てていて、一番もどかしかったのは「やりたい気持ちはあるのに、できない」という場面を何度も見てきたことでした。でも、娘を見続けてきてわかったことがあります。できない時はたくさんあるけれど、やる、と決めた時のやりきる力はとても強いものがある、ということです。

この記事では、そんな娘の様子を実際のエピソードをもとに書いていきたいと思います。

卒園後の保育園の集まりで見えた「近づけない理由」

卒園後、半年ほど経った頃に、当時の学年が集まる機会がありました。

保育園に通っていた頃、娘にはいつも一緒にいる仲良しのお友達がいたので、ひさしぶりに会えるのを娘も楽しみにしていると思っていました。

しかし、久しぶりに会った女の子たちは、みんなで集まって楽しそうに遊んでいたのですが、娘はその輪に近づくことさえできませんでした。

一番仲の良かった子のところになら行けるかもしれないと思い、声をかけてみました。でも、やはり近づけませんでした。部屋のなかで寝転がって手足をバタバタさせはじめ、言葉も出なくなっていました。

事前に手紙を書いていたので、なんとか渡しに行くことはできました。でもそれ以上話すことができずに、すぐに戻ってきてしまいました。相手のお友だちもお手紙を用意してくれていたようで娘の手に握られていたのですが、娘はもらった手紙をずっと見ていることしかできませんでした。

あんなに仲良くしていたのに、どうして話しかけられないのだろう。見ていてとても不思議でした。会えなかった時間があったので、ちょっと緊張してしまう気持ちはわかります。でも、娘にはそれ以上の困りごとを感じずにはいられませんでした。

関わり方がわからなくなると、距離のとり方もわからなくなる。近づく時は勢いよく行きすぎてしまうし、そうでない時は話しかけることすらできない。気持ちと行動がかみ合わない娘の様子を、もどかしく見ていました。

小学校に入ってはじめてできたお友だちについてはこちらの記事にくわしく書いています。

お友だちトラブルの理由と家でやった対処法はこちらの記事にくわしく書いています。

習い事でわかった苦手な環境

娘は好奇心旺盛で、やりたいことが次から次へと出てくる子でした。「ピアノがやりたい」「体操がやりたい」「水泳がやりたい」「ダンスがやりたい」などなど、周りの子がやっていることを聞いては「私も習いたい」とお願いされました。

私も習い事をさせたかったので、やりたいと言ったものは体験に行くようにしていました。

でも、やりたいと言ったのに、はじめての環境が苦手すぎて、体験では思うように活動できないことが続きました。最初は頑張って参加しようとするのですが、途中で教室を飛び出してしまったり、ゴロゴロと寝転んでしまったり…。走り回ることもありました。

ルールを守ることも難しく、周りの子のレッスンの邪魔になってしまうこともあり、習い事をさせてあげることができませんでした。

「どうしてやらせてくれないの?」と聞かれたこともありましたが、習い事でのルールが守れないと通うのは難しい、ことを伝えると、悲しそうな顔をして諦めてくれました。

やりたい気持ちは本物なのに、なぜできないのか。やりたいことなら、せめて、その時間だけでも走ったり外に飛び出したりせずに頑張れたら良いのに。

でも、それができないのが特性なんですよね。


気持ちと行動がかみ合わない理由

話しかけたい気持ちはある、むしろ話しかけたい、仲良く遊びたい。

あれもこれもやってみたい、がんばりたい。

でもできない。気持ちと行動のズレが心のモヤモヤとなって、好ましくない行動が出てしまったのだと思います。足をバタつかせたり、寝転んでみたり、飛び出してみたり、周りの子から浮いてしまう行動をしてしまう娘を見て、恥ずかしい、と思ってしまうこともありました。

やる気に火がついた時の強さ

そんな娘ですが、少しずつ宿題を自分からやれるようになっていきました。もちろん、毎日コツコツできるわけではありませんでしたが、やる気が出た時は集中して短時間で終わらせる、という日も増えていきました。

小学校の低学年の頃はまったく取り組めなかったことを思うと、本当に成長したと思います。

ただ、今度は、やり切らないと気が済まないので、何がなんでもやろうとするようになりました。

小学校の中学年の頃だったと思います。ようやくはじめることができた習い事の日でした。習い事のある日は、いつもより宿題を始めるのが遅くなりやすいのですが、その日は寝る準備が整った22時になってやっと宿題スイッチが入りました。

ようやくはじめることができた習い事についてはこちらの記事でくわしく書いています。

私は宿題より睡眠を優先したいので、ふだんはあえて声をかけずに本人に任せていました。けれど、その日は私が眠かったこともあって「今日はもういいんじゃない?」と言ってしまいました。

すると、娘は目つきが変わり、イラつきはじめてしまいました。やり切りたい気持ちに、私が水を差してしまった瞬間でした。その後、10分で宿題を仕上げ、すぐに娘は寝ることができたのですが、本人がやる、と決めた時は、行動を止めずにやらせてあげることが良いと思うようになりました。

そういう時は、きっと大きな力を発揮してくれる子だと思うからです。

親として大切にしたい関わり

できない時には必ずその子なりの理由があります。やる気がないのではなく、やり方がわからない。嫌いなのではなく、怖い。できないことが多いからこそ、気持ちに火がついた時の力は本物です。

やりたいと思えた瞬間、やり切ろうとしている瞬間。その気持ちを大切にしてあげたいと思っています。制止するより、見守る。私もそれがだんだんできるようになってきました。

激しくなった特性を落ち着かせた方法はこちらの記事にくわしく書いています。

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