体験にも行けずに断念した習い事|発達障害グレーゾーンの娘

発達凸凹娘・小学校時代

やりたいことはどんどん出てくるのに、なかなか習い事をさせてあげることができませんでした。

娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。小学校入学後まもなく、発達の指摘を受けました。
ルールを守ることが難しかったり、その日の気分で参加できたりできなかったり。ムラも大きかったので、習い事を始めるのは簡単ではありませんでした。

娘が通い続けることができるところはないかと、興味を持った習い事にはできるだけ体験に行くようにしていました。

その時のことはこちらの記事にくわしく書いています。

今回はやりたいと言ったけど、体験にも行かなかった習い事について書いていきたいと思います。特性のあるお子さんの習い事選びの参考になれば嬉しいです。

サッカー

小学校2年生の時だったと思います。地域でやっているサッカーチームに誘われたことがありましたが、体験をせずにお断りをしました。

娘は走るのが比較的得意だったので、声をかけてくれたようでした。でも、足が速いだけでできるほど、サッカーは簡単ではありません。「やりたい!」とやる気は見せていたのですが、球技が苦手、グループレッスンも苦手。

勝ち負けがかかってくるスポーツはプレッシャーも大きいので、とにかく不安しかありませんでした。チームメイトは男の子ばかりだし、コーチも厳しめ。娘が注意を受けることが想像できてしまい、やらせる勇気が持てませんでした。

集団行動が苦手な娘が登校班を抜けた理由とその後の変化についてはこちらの記事にくわしく書いています。

水泳

小学1年生のときに仲良くなったお友だちが水泳を習っていました。その話を聞いて娘は「〇〇ちゃんが通ってるから私も行きたい!」と言い始めました。本当に頑張れるの?と思ったのが最初の感想でした。

娘は、とにかく水が苦手で、顔もつけられませんでした。小さい頃に海へ行ったのですが、その時に乗っていた浮き具が思いっきりひっくりかえったことがありました。それはそれは怖かったようで、娘はもともと嫌いだった水が大嫌いになるという経験をしました。

でも、無理だろうな、と思う反面、もしかしたらこれを機に克服できるかもしれないという、少しの期待が頭をかすめてしまいました。そして、電話をすることにしました。

娘の発達の状況を聞いてもらい、それでも体験に行っても良いと言われたら行ってみよう。

電話での反応はとても微妙なものでした。ぜひ来てみてください、と言う感じであれば、体験だけ試してみようという気持ちになれたのかも知れませんが、相手も悩んでいる様子が見えました。

水泳の途中で、走り出したり、逃げ出したり、途中から嫌になって別行動をとったり、そんなことをしたら、間違いなく危険。これも私の勇気が出ずに、体験を諦めることにしました。

絵画教室

小学3年生の時でした。絵を描くのが好きだったので、絵画教室に行ってみるか聞いてみたことがありました。その絵画教室は4歳年上のお兄ちゃんが一時期通っていたので、様子がわかっていたし、先生方も配慮してくれるのではないかと考えたからです。

でも娘の返事は

「絵は家で描けるからいい」とのことで、本人から却下されてしまいました(笑)

習い事がしたい!あれもこれもやりたい!という感じでしたけど、なんでもいいから習い事がしたかったわけではなかったんだと、この時、知りました。

習い事にこだわる必要はないのだけど

ほかにも、バトンや三味線もやりたい、と言ったことがありました。でも、このふたつは習える場所自体が少なく、娘が通えそうなところを見つけてあげることができませんでした。

習い事という形にこだわらなくてもいいのですが、やりたい!!と言われると、やらせてあげたくなるのが親心です。

それは、たとえ、発達に特性があっても同じです。

いや、むしろ、苦手が多いからこそ、「この子が自信を持てるものを見つけてあげたい」という気持ちが強かったのだと思います。

でも、習い事を探し続けるなかで、定型発達の子のように、やりたいからやりましょう、というわけにはいかないことが多くありました。本人の気持ちだけでなく、環境や先生との相性、習い事によっては安全面まで考えなければならないこともありました。

得意を見つけてあげたいとか、人よりできる何かを持つことで自信を持ってもらいたいとか、周りのお友だちと同じように習いごとをさせてあげたいとか…。

たぶん、私自身にも焦りがあったんだと思います。


もちろん、まずは経験してみることも大切です。

でも、焦ったからといって、娘に合うものがすぐ見つかるわけではありませんでした。

体験に行ってもうまくいかず、私自身がつらくなってしまうこともありました。

娘はそこまで気にしていないように見える時もありましたが、「始められなかった」という記憶は、少なからず残っていたようにも思います。

だから今でも、あの時どうするのが正解だったのかは正直わかりません。


ただ、今は家でもいろいろな学びができる時代です。

もちろん、習いごとでしか得られない経験もあります。でも、習いごとが難しい時期は、無理に通わせることだけが正解ではないのかもしれません。

うちの娘も、習いごとができなかった時期、YouTubeを見ながら動画編集をしてみたり、ダンス動画を見ながら家で踊ったりして、できないことができるようになる経験もしました。

当時は「本当は習いごとがしたいんだろうな」という気持ちもあって、どこか妥協のようにも感じていました。

でも今思うと、あの時間も娘にとっては大切な経験だったように思います。

そしてその後、娘は6年以上続けられる習いごとに出会うことができました。

発達がゆっくりな子は、始めるタイミングも少しゆっくりなのかもしれない、と感じました。

その話も、また書いていきたいと思います。

やりたいのにできないグレーゾーンの娘の話はこちらの記事にくわしく書いています。

グレーゾーンの娘の将来が心配だった私が今思うことについてはこちらの記事にくわしく書いています。

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