娘は、お友だちとうまくいかないことが多い子でした。でも、あの日の出来事は、今までと違いました。娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。
この記事では、
・娘の机に心ない言葉が書かれていた日のこと
・お友だちトラブルの背景にあったもの
・その後の変化
を書いていきたいと思います。
それは、少しずつ慣れてきた頃に起きました
学校に慣れてきたんだなと少し安心してきた小学1年生の秋のことでした。
娘は小学校に入学してまもなく、発達障害の特性が目立つようになりました。学童を退所し、支援を受けはじめ、夏休みにはゆっくり休息を取りました。娘が落ち着いて過ごせる時間は、少しずつですが、確実に増えていきました。
夏休みが明け、2学期がはじまりました。登校しぶりはありながらも、私が付き添うことで、遅刻・早退をしながら、なんとか学校に通っていました。そして、ようやく集団登校で学校に行けるようになったのが10月でした。このまま慣れていけるんじゃないか、と思いはじめた時期でもありました。
机に書かれていた言葉
学校から帰ってきた娘が、感情のない顔で言いました。
「私の机にね、〇〇(娘の名前)しねって書いてあったの。頑張って消そうとしたんだけど、消えなかったの」
泣くでもなく、怒るでもなく、あの時の娘の様子をなんと表現したらいいのか…
お友だち関係がうまくいかない理由はいろいろあって、うまくいってないこともわかっていました。孤立するんじゃないか、いじめられるんじゃないかと心配もしていました。それでも、娘は学校になんとか毎日行っていました。このまま慣れていってほしい、少しずつうまくやっていけるのではないか、とどこかで思っていました。
でも、この時、「やっぱりダメなんだ」って、なんだか現実を目の当たりにしたようで、とてもショックでした。
担任の先生への連絡と、その後
翌日、このことを連絡帳に書いて担任の先生に伝えました。登校しぶりがまた始まるかと覚悟していましたが、その日は集団登校で学校に行けました。
夕方、担任の先生から電話をいただきました。
机に書かれた言葉は色鉛筆で書かれていて、すぐに消してくれたそうです。書いたお子さんもわかり、先生とそのお子さんと娘の3人で話をしてくれたとのことでした。
なぜそんな言葉を書いたのか。理由は、娘がうるさかったから、だそうです。
娘は困った時に、大声や奇声が出てしまいます。「あー!あー!」とわめいたり、「きーっ!」となったり。これも特性から来るもので、自分でどうにかできるものではありません。でも、周りの子どもたちが理解ができないのは当然です。本人にとってはどうしようもない行動でも、周りには理由までは伝わらないからです。
特別支援教室については、周りの目が気になるのかという点も含めて、別の記事でまとめています。
その後わかったこと
机に落書きをしたお子さんは同じクラスの男の子でした。そして、その子も2年生から特別支援教室を利用するようになりました。そのお子さん自身も、困りごとを抱えた子だったのだと思います。
あの時、娘を傷つけた言葉を書いた子も、実は自分なりに精一杯だったのかもしれない。そう思うと、あの出来事も少し違って見えてきます。
娘が教えてくれたこと
この出来事を淡々と話してくれた娘でしたが、書かれた言葉を見てとても悲しい気持ちになったこと、そして、その言葉は何があっても人に言ってはいけないこと、それはしっかりわかっていました。
傷つけられた側なのに、「言ってはいけないことだとわかっている」と言えた娘を、誇らしく思ったのを覚えています。娘は苦手なことやできないことが他の子より多いかもしれません。でも、人に優しくできる子のままで大きくなってもらいたいです。
同じ経験をしているお母さんへ
子どもが傷つけられた時、親としてどう動けばいいか、とても悩むと思います。
まず、起きた出来事が大きければ大きいほど子どもも話すのに勇気がいるでしょう。まずは、話してくれたことをたくさん褒めてあげてください。そして、子どもの気持ちをしっかり受け止めてあげてほしいと思います。
人を傷つける言葉はたくさんあります。とくに子どもはまだ成長過程で、思った言葉をそのまま声に(相手に)出してしまうことがあると思います。
娘と相手の男の子はのちに、放課後、一緒に遊ぶお友だちの1人になりました。私から見ると少し不思議な気もしますが、子ども同士のトラブルは回復も早いようでした。
今回の出来事では、娘も私も本当に苦しくなりました。でも、そこで終わりではありません。少しずつ、関係は変わっていきました。同じような経験をして悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
孤立しかけた娘にできたはじめての友だちについては、こちらの記事にくわしく書いています。
お友だちとのトラブルの原因と家でやった対処法については、こちらの記事にくわしく書いています。
発達障害グレーゾーンかも…と感じた時にすぐに支援を受けることの大切さについては、こちらの記事にくわしく書いています。


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