発達障害グレーゾーンの子どもの教室での席、どこが合っているのか悩んだことはありませんか。お子さんが落ち着いて授業を受けられないのは、もしかしたら、その子にとって安心して授業を受けられない環境だからかもしれません。この記事では、娘の席について担任の先生が試行錯誤してくれた話と、最終的にたどり着いた意外な答えを書いていきたいと思います。
面談後、先生が動いてくれるようになった
娘は小学校に入学してまもなく、発達障害グレーゾーンだとわかりました。学童保育所での問題行動が激しくなってしまい、すぐに担任の先生に連絡を取って、教室での様子を聞きました。
学童保育所での問題行動についてはこちらの記事にくわしく書いています。
面談をした後からは、先生は堂々と配慮をしてくれるようになりました。家庭と学校で情報交換ができたことで、先生も動きやすくなったようでした。
- 何が苦手なんだろう
- 何に困っているんだろう
- どうしたら安心して過ごせるだろう
娘は環境さえ整えば、特性が目立たなくなる子だったので、先生も試行錯誤を繰り返しながら、そのつど連絡をくれるようになりました。学校での様子がわからない親としては、本当に助かりました。
席をどこにするか、ずっと模索してくれた
特に先生が考えてくれたのが、教室での娘の席でした。
窓側にしたり廊下側にしたり、前の席にしたり後ろの席にしたり、周りのお友だちを変えてみたり。本当にいろいろ試してくれたようです。
娘だけでなく他にも配慮が必要なお子さんがいたのだとは思いますが、そのおかげで小学1年生のときはしょっちゅう席替えをしていたようで、娘もよく「今日席替えした!」と報告してくれました(笑)
たどり着いた意外な席
試行錯誤の末に、一番娘が落ち着ける席が決まりました。
どこだと思いますか?
それは、1番前の…その前でした。
「え?どこ?」と聞いたら、娘が「先生の席の横だよ」と教えてくれました。まさかの教壇の横だと知り、「そこって座っていいの?」とびっくりしたのを覚えています。
視覚や聴覚からの情報を受け取りすぎてしまう娘には、刺激が少ない席のほうが授業を受けやすかったのだと思います。
目の前は黒板だけ。耳にはイヤーマフ。
一見すると落ち着かなさそうな席ですが、娘にとっては、その環境が一番安心できたようでした。
ただ固定ではなく、みんなと並んだ一番前の列にも席がありました。落ち着いている時は普通の席、ソワソワして授業に集中できていない時は教壇の横、という使い分けでした。ふたつも席があるなんて、特別扱いですよね。
学校公開でドキドキした話
「席が教壇の横」と聞いた後の学校公開は、めちゃくちゃドキドキしました。でもその日は普通の席で頑張っていた娘でした。ホッとしたのを覚えています。
ドキドキハラハラしながら行っていた学校公開のことはこちらの記事にくわしく書いています。
環境を整えることの大切さ
小学1年生のときは、2つの席を行き来していましたが、その後は視力が弱かったこともあり、一番前の列が指定席になりました。成長とともに2列目でも授業が受けられるようになりましたが、中学生になった今も、前の方が落ち着くそうで、結局1番前の席に座っていることが多いです。
実は、小学校2年生の3学期に、一度だけ「今度は後ろの席にしてみようと思って」、と言ったことがありました。理由は、「前の方の席は制覇したから」、でした。でも、いざ席替え、となった時には、やっぱり前のほうが落ち着くかも、と思ったようで、その日も「前の席になった」と言いながら帰ってきました。
チャレンジしようと思えたことも良かったし、自分で安心できる席を決められたのも良かったと思っています。
小学校で実践した配慮3つについてはこちらの記事にくわしく書いています。
そして、中学生になってから、前の席を希望する理由がもうひとつ増えたそうです。
それは、自分の声が小さいこと。
娘は小学生の頃、言葉で気持ちを伝えたり、説明したりすることがとても苦手でした(これも特性です)。でも、中学生になり、授業中に発言や意見が言えるようになってきたそうです。ただ、声が小さいと先生に聞こえないかもしれないと思って、前の席を希望しているそうです。
年令によって、心配なこと、安心できることは少しずつ変わってきていると感じます。そして、そんななかにも成長を実感することがあります。
ただの教室の席ではありますが、みんなそれぞれ「落ち着ける席」があると思います。とくに特性のある子どもにとっては、席によって居心地や集中のしやすさが大きく変わることがあります。
もし心配なことがあるなら、担任の先生に相談してみてください。環境を少し調整するだけで、学校生活が過ごしやすくなることもあると思います。
担任の先生への連絡を迷っているなら早めに動いてほしい理由はこちらの記事にくわしく書いています。


コメント