運動会で逆走した娘|その翌年、リレー選手になった話

発達凸凹娘・小学校時代

発達障害グレーゾーンの子どもが行事に参加できるか、毎年ドキドキしているお母さんはいませんか。娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。前の年の運動会では、団体演技の練習に参加できず、徒競走では逆走してしまうという出来事がありました。そんな娘が小学校4年生になった時、クラスの代表によるチーム対抗リレーのメンバーに選ばれました。

できないのではないかという不安

娘の通う小学校の運動会では、小学校4年生以上になると、チーム対抗リレーという競技が増えます。各クラスでは、赤組、白組がそれぞれ男子2名女子2名の代表が選ばれて、4,5,6年生が縦割りのチームとなって、競争するものです。

なにかの代表に選んでもらえることなんて今までありませんでした。学校によっては、いろいろな代表を今までやったことがない子にやってもらう、という配慮がされるところもあると思うのですが、娘の学校は先生が選ぶ、もしくはクラス投票で選ぶことが多くありました。(ちょっとした会のはじめの言葉とかはやったことありました)

そのため、代表に選ばれるのは、たいていしっかりした子たちでした。娘はやりたいと立候補しても先生から選んでもらえなかったり、クラス投票で選ばれず、悲しい思いをすることばかりでした。


今回、リレーの選手に選ばれて、娘はとても嬉しそうでした。本人にチャレンジしたい、という気持ちがあって、チャレンジする機会があれば、成長する大きなチャンスになると思います。私もとてもうれしく思いました。

けれど、嬉しい反面、行事ではいつも以上に不安定になりやすいので、やっぱり心配もありました。昨年の運動会ではほとんど競技に参加できなかったからです。

徒競走では参加はしてみたものの走ってる途中で逆走&逃走を繰り広げてくれましたし、団体演技では練習の段階で参加することができませんでした。

やりたい気持ちはあるのに、やる勇気が持てず、泣いてしまった娘。その姿を思い出すと、「本当に最後までやり切れるのだろうか」という不安が頭をよぎりました。

小学3年生の時の団体演技の話はこちらの記事にくわしく書いています。

小学3年生の時の80メートル走の話はこちらの記事にくわしく書いています。

やりたい気持ちを制止したくなった

昨年はそれまでに例を見ないほど、運動会に限らず、なかなか行事に参加することができない年でした。参加したい気持ちと、「うまくできない」と本人が感じている自分。そのギャップに苦しんでいるようでした。そんな娘の姿を見ていると、私まで切なくなってしまったものでした。

そんな娘がチーム対抗リレーのメンバーなんて。リレーって、みんなが本気モードの責任重大な競技ですよね…

去年のように

途中で怖くなってしゃがみこんでしまったらどうしよう

逃げ出してしまったらどうしよう

どうしても、考えてしまいました。そして、

「リレー走れそう?」と何度か聞いてしまいました。

とにかく途中で投げ出さずに最後まで走りきってほしい、私ができるのは、本人を信じて見守ることだけです。でももし、去年と同じようなことが起こったら…全校のチームメンバーの標的になってしまうと思いました。

喜ばしいことのはずなのに、ただ喜んでいられないのが発達障害グレーゾーンです。

個人の話で済むことなら笑って見ていられるようになってきましたが、こういった団体競技ははじめてなので、いつも以上にドキドキする運動会となりました。

やりたい気持ちがあるのにできなくなってしまう娘の話はこちらの記事にくわしく書いています。

リレーの選手は当日前も忙しい

私は当日のことばかり考えていましたが、娘にとっては練習がまず課題でした。学年をまたいでの競技になるので、練習時間は休み時間を使っていたそうです。

娘は、普段の授業を出るだけでも精一杯でした。特別支援教室を週2時間利用していたのですが、それは特別支援教室での支援を受けること以上に、娘が息抜きができる時間を確保するため、というのが一番の理由でした。

特別支援教室は早めに利用したほうがいい理由はこちらの記事にくわしく書いています。

ちょっと教室を抜けてリフレッシュする時間があることで、その日が頑張れたり、その週が頑張れたり、したからです。

そんな娘が、休み時間まで拘束されることになりました。リレーの練習を担当する先生はもちろん担任の先生ではありません。そして、上級生も一緒の練習。耐えられるのかな、頑張れるのかな、そう思わずにはいられませんでした。

もし、難しかったら、補欠がいる!、何かあったら、補欠の子に頑張ってもらおう!

それが、私のメンタル維持の呪文でした。

運動会当日

運動会当日は、去年参加できなかった、団体演技にも参加でき、80メートル走も最後まで走り切ることができました。リレーは運動会の最後の種目でしたが、そこまでの娘を見ていたら、今年のこの子は大丈夫だ、と思うことができました。

堂々と、代表として走ってる姿を見たら、なんだかすごくお姉さんになったような気がしました。1年でこんなに変わるんだ、そう思いました。

娘はその後、6年生までの3年間、リレー選手として走り抜きました。

学校行事は、毎年、ドキドキします。でも、思わぬ、成長が見られるのも行事だったりします。成長のためには、どこかで負荷をかけて、それを乗り越える経験をしていくことも大事だと思います。その成功体験が自信にもつながる。自信がつくと、次の課題を乗り越える力になる。そんな風に感じています。

ただ、負荷をかけるタイミングを間違えると、失敗体験が増えてしまいそうなので、今でもやっぱりドキドキハラハラすることが多いです。これは、親として一生付き合っていくものなのかもしれませんね。

発達障害グレーゾーンの娘の将来が不安だった私が今思うことはこちらの記事にくわしく書いています。

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