娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。小学校入学後に支援を受けはじめ、特性は少しずつ落ち着いてきたのですが、小学3年生になると、ふたたび困りごとが増えてしまいました。
落ち着いていたはずの特性が、小学3年生で再び目立つようになった経緯は、こちらの記事で書いています。
私は娘の困りごとを、一つひとつ書き出しました。
家でのこと、学校でのこと、そして、学校や病院に相談したいこと。
話すのがあまり得意ではない私は、頭の中では整理できているつもりでも、いざ学校や病院で話そうとすると、伝えたいことの順番がぐちゃぐちゃになり、大切なことを話し忘れてしまうことがありました。
そこで、自分の頭の中を整理するために、メモを作るようになっていきました。
この記事では、そのメモを紹介します。同じように学校や病院で「うまく伝えられない」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
なぜ紙に書くことにしたのか
面談や診察の際に、何を話そうと思っていたのかわからなくなってしまうことはありませんか。
私は話が始まると、その話に付随した話の方向に話題が広がってしまって、もともと相談したかった内容が思い出せなくなることがたびたびありました。
たとえば、面談から面談、診察から診察の間隔が短く、娘にもそれほど変化がないときは、ちょっとしたキーワードをメモって行けば思い出すことができました。
しかし、長期休暇後の学校とのやり取りや、数ヶ月に一度の定期診察だと、月単位で時間が経過してしまいます。共有したいことや相談したいことがあったはずなのに、話し忘れてしまったりすると、次に話せるチャンスはまた数カ月後…。
それでは対応が遅れてしまうので、私は、話し漏らしがおこらないように、キーワードだけではなく自分の気持ちなども足したようなメモを作るようになりました。
メモを用意しておくと、忘れっぽい私でも、短い面談(診察)の時間で、伝えたいことがすべて話せるようになりました。
メモを書く時点で、最近の娘の様子を振り返ることができるので、娘が今困っていることを頭の中で整理することができました。
だんだん、〇〇に困っています、と事実を伝えるだけでなく、どういう時に困った行動が出てしまったのか、その時、娘は何を考えていたのか、そして、私の考えも一緒に話すことができるようにもなっていきました。
実際にどんなふうに書いたのか
- まず「今の困りごと」を箇条書きで書き出しました。このとき「いつから始まったか」も一緒に書きました。
- 書き出した困りごとに対して、「本人の気持ち」を娘に直接確認して書きました。
- 娘の気持ちを聞いて感じたことや思ったことなど、私が「客観的に見た印象」も添えました。
例をこちらに少し書いておきます。
《今困っていること》
①授業中に立ち歩きをするようになった(小学3年生の1学期〜)
②「気持ち悪い」と言うことがたびたびある(小学校2年生頃〜小学3年生1学期以降は増えている)
《困りごとに対する本人の気持ち》
①「どうしても座っていられなくなる」
②「本当に気持ち悪い…」
《客観的に見た印象・考えたこと》
①2年生後半は座ることができていた、今は気持ちが不安定かも、気持ちを安定させていきたい
②嫌いな授業の時に気持ち悪くなることが多い?
学校と医師の反応
メモを書くようになってから、学校でも病院でも、きちんと話ができるようになりました。以前は家に帰ってから「上手く伝えることができなかった」と後悔することが多かったのですが、それがなくなりました。
病院では、まず最近の娘の様子を聞かれますが、何をどう話せば良いのか…?と悩まなくなりました。娘の様子を整理して伝えられるようになったことで、その後の相談もしやすくなりました。
学校では、先生方から「メモのコピーをいただいてもいいですか」と言っていただくことが何度かありました。自分の頭の中を整理するために作ったメモだったので、そう言っていただけたことは意外でした。先生方が娘の様子を理解するためのヒントとして活用してくださったのだと思います。
成長の記録になった
最初は自分の頭の中を整理するためだけに書きはじめたメモでした。
でも、今読み返すと、こんなことで悩んでいたんだな、学校でこんな困った行動をしていたんだな、と、娘の行動や言葉が鮮明に思い出され、懐かしい気持ちになります。
昔のことは忘れていくものですが、当時、私自身もわからないなりに試行錯誤しながら娘と向き合ってきました。その時の気持ちが蘇ってくると、なんだか自分を褒めてあげたいような気持ちになります(笑)
今も困りごとはあります。でも、久しぶりにメモを見返してみると、娘の成長に合わせて困りごとも変化してきたことに気づかされました。きっと、形を変えながら、これからもたくさん悩んで成長していくと思います。それでも、この子ならきっと大丈夫、そう思えました。
たかがメモではありますが、今となっては、支援のためだけではなく、成長の記録になりました。
この記事のまとめ
- 話すのが苦手で、面談や診察で伝えたいことを話し忘れることが多かった
- 頭の中を整理するために、娘の困りごとをメモに書き出すようになった
- メモには「今の困りごと(いつから)」「本人の気持ち」「客観的に見た印象」を書いた
- メモのおかげで、短い面談や診察でも伝えたいことを漏れなく話せるようになった
- 先生から「メモのコピーがほしい」と言われることもあった
- 支援のために書きはじめたメモが、今では娘の成長を感じられる大切な記録になった


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