発達障害グレーゾーン|切り替えが苦手な子に効果があったタイマーの使い方

発達凸凹娘・小学校時代

タイマーを使うことで、声かけでこじれていた時間がスムーズになりました。

発達障害グレーゾーンの子どもは、気持ちの切り替えがとても苦手です。好きなことをやめられない、次の行動に移れない、「早くして」と言うほどこじれてしまう…そんな経験はありませんか。

この記事では、娘の気持ちの切り替えを助けるために試してきた工夫と、その中で特に効果があったタイマーの使い方を書いていきたいと思います。

帰宅後の時間管理については、こちらの記事でくわしく書いてます。

発達障害グレーゾーンの子は気持ちの切り替えが苦手

娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。好きなことに集中している時は、途中でやめさせることがとても難しかったです。「もうおしまい」と言っても気持ちが追いつかず、かえって不機嫌になって状況がこじれることがよくありました。

楽しいことや好きなことをやり続けたい気持ちはわかります。ただやめなさいと言ってもやめることができないのはむしろ当然な反応なのかもしれません。しかし、実際の生活、とくに学校生活では、他の行動に切り替えなければならないことばかり…。

気持ちの切り替え、行動の切り替えが、スムーズにできるようにサポートしていきたいですね。

切り替えをスムーズにする声かけ

試行錯誤する中でわかったのは、始める前に見通しを伝えることが大切だということでした。

たとえば、ゲームは、「今の時間はここをクリアしたらやめよう」「15分で終われそうなところをやろう」と伝えてからスタートしました。

また、ゲームをもう少しやりたいのに夕ご飯ができてしまった、というような状況が起きそうな時は、あらかじめ、「ご飯できてすぐやめられたら、ご飯・お風呂・寝る準備が終わった後に、特別に15分やっていいよ」と伝えるようにしていました。

とはいえ、ゲームをはじめたら夢中になってしまうもの。すぐにやめることができないこともありましたが、毎回伝えているうちに、気持ちよくやめられることが増えていきました。

ただ「やめなさい」というのではなく、代替案を出してあげること。「また続きができる」という見通しが、切り替えの助けになっていたのだと思います。

また、時間を区切るばかりではなく、やりたいことをとことんやる時間も作るようにしていました。好きなことに思いきり集中できる時間があることで、切り替えの場面でも気持ちが安定しやすくなっていったように思います。

気持ちの切り替えを助けた道具、タイマー

この「見通しを持たせる」という声かけにとても相性が良かったのがタイマーでした。

効果のあったタイマーの使い方

①「何分でできると思う?」と本人に聞く

②子どもが決めた時間でセットする

③終了5分前に一度鳴らす

④できなければ「あと5分」と延長する

タイマーを使う時に一番効果があったのが、何分でできるかを本人に考えさせることでした。親が「◯分で終わらせて」と決めるのではなく、「何分でできると思う?」と聞いてから本人が答えた時間でセットしていました。

人に言われたからやる、より、自分で決めてやりきったほうが気持ちがいいものです。

娘は、自分で決めた時間だと、守ろうとする気持ちが強くなるようでした。「ママに言われた時間」ではなく「自分が決めた時間」になるので、主体的に取り組めるようになっていきました。

使い方のポイントとしては、終わってほしい時間の5分前で一旦セットしておき、タイマーが鳴った時にまだ終わっていなければ「あと5分」と伝えて延長しました。いきなりタイムアウトにすると、間に合わなかったというネガティブな気持ちだけが残ってしまいますが、段階を踏んで少し余白ができると、もし5分後に間に合わなくても、気持ちが整いやすいようでした。

タイマーが機能するための前提条件

ただし、タイマーが効果を発揮するのは、気持ちが落ち着いている時だけでした。

なんとなく落ち着かない、疲れている、そんな時は時間を意識できなかったり、意識はできても気持ちがついていかなかったりしました。「わかっているのにできない」状態になりやすいように感じました。

やはり、安心できる環境を整えることは大前提です。タイマーはあくまでも、気持ちが安定してから効果が出るツールとして利用するのが良いと思います。

家を安全地帯にする方法についてはこちら

できた時は言葉にして伝える

時間を意識して気持ちを切り替えて行動できた時は「自分で時間を見て動けたね」「切り替えられたね」と言葉にして伝えるようにしました。本人が「できた」と意識できることを繰り返すことで、少しずつ自分で時間を見ながら動けるようになっていきました。

どんなタイマーを使えばいいか

時間の減りが見えるタイマー(残り時間が色で表示されるもの)も購入しましたが、100円均一などで購入できるキッチンタイマーやスマホのタイマー機能でも、数字が大きくて見やすいものであれば、効果はありました。お子さんのモチベーションが上がるアイテムを選ぶのが一番だと思います。

タイマーは道具のひとつにすぎませんが、使い方次第で子どもが自分で時間を意識して動けるようになっていきます。まずは「何分でできると思う?」という一言から試してみてください。

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