発達障害グレーゾーンの子どもに出たクセ
発達障害グレーゾーンの子どもに、気になるクセが出て心配していませんか。
娘は、小学校に入学してまもなく、発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)だとわかりました。特性による問題行動が目立つようになり、学校ではトラブルを起こすことも出てきました。
それと同じ頃でした。猫語、爪噛み、咳払いといった、今まで見られなかった気になるクセも出てくるようになりました。
この記事では、そのクセに焦点を当て、経緯と対応を書いていきたいと思います。
小学校入学後に突然出た気になるクセ
娘の特性が目立ち始めたのは、小学校入学から2ヶ月ほど経った6月頃でした。気になるクセが出始めたのも同じ頃でした。気になって調べたところ、発達障害グレーゾーンの子どもにはチック症状やこだわり行動が出やすい、ということを知りました。
猫語(ニャーニャー)はなぜ始まったのか
小学校に入学してからまもなくして、学校にいる時に「ニャーニャー」と猫語で話すことがたびたび見られるようになりました。のちに利用するOTや放課後等デイサービスでも見られたそうですが、家では猫語が出ることはありませんでした。
なぜ猫語だったのか。娘は自分の気持ちを言葉で伝えることがとても苦手でした。うまく言葉にはできないけれど今とても困っている、その気持を伝えようとした結果が猫語だったのだと思います。
担任の先生の分析では、困ったことがあったときや、まずいことをしてしまい注意されるとわかっているときなどに猫になるようだ、ということでした(特別支援教室の連絡ノートに書かれていました)。先生が寄り添って話を聞いていると、少しずつ言葉で伝えようという気持ちになるようで、最終的に「人間の言葉で教えてほしいな」とお願いすると、人間に戻って言葉を話してくれるようになっていったそうです。
最初は「ニャーニャー」言う娘に、クラスのお友だちもどう関わればいいかわからず、敬遠されてしまいそうな状況でした。でも、先生と娘のやり取りを見るうちに、娘が猫になると「人間に戻ってきてー」と応援してくれるようになっていったそうです。敬遠されるきっかけになりかねなかった猫語が、お友だちとの関係を深めるきっかけに変わっていきました。担任の先生の対応に、今でも感謝しています。
家で猫語が出なかったのは、家では言葉で伝えることができていたからだと思います。先生に言葉で気持ちを伝えられるようになるにつれて猫語は自然と減っていき、小学校2年生の冬休み前にはほとんどなくなりました。
爪噛みが止まらない時の対応
爪噛みがいつから始まったのか、正確には覚えていません。でも、ある時ふと、小学校に入ってから一度も爪切りをしていないことに気がつきました。指先を見ると深爪になり、真っ赤になっていました。とても痛々しかったのを覚えています。
直接指摘するとかえって意識させてしまい、逆効果になると思いました。そこで、爪噛みをしている時には別の行動に誘うようにしてみました。絵を描いたり、お手伝いをしてもらったり、と、手を使う作業してもらっている時は、爪噛みがおさまりました。それでも、気がつけば、無意識に爪噛みをしているので、低学年の間はずっと真っ赤な深爪の指をしていました。
保育園の頃は、週末に爪を切っていっても週の途中で「爪を切ってください」と連絡帳に書かれていました。あの時は、なんで爪ってこんなにすぐに伸びるの?、と困っていたのですが、「爪を切ってあげられたことは幸せなことだったんだ」、と思ったものです。
久しぶりに爪を切ることができたのは、小学校3年生の時だったと思います。爪が伸びて嬉しいと思ったのは人生でこの時だけでした。
咳払いで一番つらかったこと
小学校1年生の夏休み明け頃から、大きな音の咳払いが始まりました。新学期が始まったストレスだったのかもしれません。
猫語とは反対で、学校ではあまり気にされていなかったようですが、家では頻繁にでていました。わざとらしいほど大きな音を立てる咳払いで、正直、こちらのストレスがたまりました。
爪噛みの時と同じように、咳払いも指摘はしませんでした。楽しい行動に意識を切り替えることで、咳払いを止めたいと思いました。しかし、爪噛みのように簡単にはいきませんでした。私自身が、咳払いの音が気になってしまい、はじまるとイライラしてしまったからです。そのため、一度、物理的に距離を取って気持ちを鎮めることから始めました。
いつ咳払いしなくなったのかは、はっきりと覚えていませんが、これも気持ちが安定することで、少しずつ減っていったように思います。しかし、一番対応が難しく、最後まで残っていたクセが咳払いでした。
気づいたらクセはなくなっていた理由
同じようなくせに心配されているお母さんも多いと思います。突然始まる行動に、不安になったり、どう対応すればいいか悩んでしまうこともありますよね。
でも振り返ってみると、これらのクセは無理にやめさせなくても、少しずつ落ち着いていきました。
言葉にできない気持ちやストレスが、形を変えて出ていたのだと思うのです。
イライラしてしまうこともあるかもしれません。落ち着いたかと思っていたのに、また不安定になって一時的に現れることもあるかもしれません。
でも焦って直そうとするよりも、別の行動に誘ったり、距離を取ったり、本人が気持ちを言葉で伝えられるようになるのを待ったりしながら見守ることも大切だと感じました。
今同じような悩みを抱えている方の、少しでも安心につながれば嬉しいです。


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