小学校で孤立しかけた娘にできたはじめての友達|発達障害グレーゾーン

発達凸凹娘・小学校時代

発達障害グレーゾーンの子どもは、お友だち関係でつまずきやすい一方で、安心できる関係がひとつあるだけで大きく変わることがあります。この記事では、娘のお友だち関係の変化を、就学前から小学校入学後にかけて書いていきたいと思います。

保育園でのお友だち関係

娘は0歳から保育園に通っていました。自分から積極的に声をかけてお友だちを作れるタイプではありませんでしたが、特定のお友だちと相思相愛で仲良くしていると保育園の先生から聞いていました。

保育参観の日は私にくっついて遊んでいることが多く、女の子たちが集まっておしゃべりしている輪の中に入っていないことに、ちょっとした不安と寂しさを感じたことを覚えています。当時はあまり深く考えませんでしたが、今思えば、これも特性のひとつだったのかもしれません。

小学校入学後、お友だち関係がうまくいかなくなった

通っていた保育園が少し遠かったこともあり、小学校では知っているお友だちがほとんどいない状態でのスタートになりました。1年生が100人以上いるのに、娘の知っている子は3人だけでした。保育園で一番仲良かったお友だちはもちろんいません。娘にとっては、かなり過酷な状況だったと思います。

私は、小学校に入学してから、娘が発達障害の傾向があることを知りました。新しい環境が苦手ということもそれまで知りませんでした。

何も気がついてあげられないまま、小学校生活を送るなかで、娘の問題行動が増えていきました。学童では暴力全開、教室では暴力こそありませんでしたが、目立つ存在になっていました。お友だちを築くこと以前に、衝動的に手が出てしまったり、気持ちをうまく言葉にできなかったりすることで、お友だちとの関係がうまくいかないことが増えていきました。

どんな思いで過ごしていたのだろう、と考えると、今でも胸がぎゅっとなります。小さい体に吐き出せない思いが溜まって、問題行動が起きていたでしょうね。本当に苦しかったと思います。

特性を指摘されてからは、すぐに支援の手続きを行い、家での対応も変え、学校でも配慮をしてもらうことで、少しずつ特性が落ち着いていきました。

発達障害グレーゾーンかもと思ったときに、早めに動くことの大切さについては、こちらの記事で詳しく書いています。

はじめてのお友だちができた

特性が落ち着いてきた頃、娘の口からはじめてお友だちの名前が出るようになりました。同じクラスの女の子でした。

聞くと、その子は入学時から特別支援教室を利用している子でした。ちょうど娘に特別支援教室への通所をどう説明しようか悩んでいた時期でしたが、そのお友だちが通っているということで、娘本人から「〇〇ちゃんが行ってるところに私も行きたいなぁ」と言ってくれました。おかげで通所のスタートがとてもスムーズになりました。

お互いにわかりあえることもあって、無理をしない居心地の良い関係だったのだと思います。

通級への子どもたちの反応

特別支援教室に通うことを、周りの子どもたちがどう見るのか心配していました。でも実際は、心配していたより温かいものでした。むしろ「楽しそうでいいな」という反応が多くて、ほっとしたのを覚えています。このことについてはまた別の記事で書いていきたいと思います。

特別支援教室は周りの目が気になる…と感じていた当時の気持ちや実際の様子は、こちらの記事で詳しくまとめています。

担任の先生に言われた言葉

お友だちができてほっとしていた頃、担任の先生にこんなことを言われました。

「ふたりは似ているところがあるので惹かれ合う部分があるのだと思います。うまくいっている時はいいのですが、うまくいかない時はお互いが悪い方へ引っ張られてしまうところがあるので、そこが心配です」

そして

「ここから、他のお友だちへと関係が広がっていくといいですね」と。

この言葉が今でもよく頭に残っています。そのお友だちとは1年生の時だけ同じクラスで、2年生以降は特別支援教室の集団指導で一緒になるだけの関係になりましたが。

でも、あの時、はじめてお友だちができて嬉しそうにしていた娘を今でもよく覚えています。似た者同士だったら、きっとふたりあわせても困りごとを解決する力はなかったと思います。でも、それまでひとりで抱えていた困りごとを、「一緒に困れる相手」ができたこと。それだけで、娘にとってはおおきな支えになっていたのではないか、と思います。

今の娘のお友だち関係

その後、少しずつお友だちが増えていきました。学校の先生たちからは、いつもお友だちに囲まれている、と言ってもらえるようになっていきました。

娘自身はそうは感じられないようで、中学生になった今も、ぴったり合うお友だちに出会えた、という感覚はないそうです。それでも、その時その時で安心できる関係を大切にしながら、少しずつ前に進んでいます。まずは「ひとりでも安心できる相手がいること」。それだけで十分だと感じています。

「お友だちがいない」と不安になる気持ち、よくわかります。でも、急がず焦らず、まずは安心できる環境と安心できるお友だちが一人でもいること。安心できる相手がひとりでもいることは、それだけで大きな一歩だと感じています。

お友だちとのトラブルで机に言葉が書かれた日のことはこちらの記事にくわしく書いています。

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