体調不良ではない子が学校を休むのは、悪いことでしょうか。
発達障害グレーゾーンの子はとても疲れやすい傾向があるように感じます。うちの娘も発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。ざわざわした環境が苦手で、必要な情報を聞き分ける力も弱いので、学校にいるだけでも、たくさんのエネルギーが必要です。
そして、疲れてくると余裕がなくなり、特性が強く出やすくなりました。
そのため、我が家では、リフレッシュ休暇を時々取るようにしました。エネルギーの使いすぎで、どうしても学校に行けない心の状態の時は、心を休ませてあげたいと思ったからです。
この記事では、リフレッシュ休暇をとったことの効果と、休みの日に家でどのように過ごしていたかについて書いていきたいと思います。
リフレッシュ休暇を導入したきっかけ
娘は小学校入学してまもなく、発達障害グレーゾーンだとわかりました。1学期は特性が問題行動として出ることが多かったのですが、2学期以降は問題行動が減った代わりに、登校しぶりをすることが増えていきました。
最初の頃は、元気なら登校するべきだと思い、どうにかして学校に行かせようとしました。
でも、発達障害グレーゾーンの子は、「ただ休みたい」「学校がめんどくさい」というわけではなく、どうしても学校に行けない心の状態になってしまうことがある、と知りました。
人一倍、疲れやすいのだから、みんなと同じ日数の休みでは足りない。エネルギーを充電する時間を作っていくことで、長期的に学校に通える日が増えたほうがよい、と考えるようになりました。
私は、「体調不良や大怪我でもない限り、学校は休むものではない」と教えられて育ちました。
でも、娘がリフレッシュ休暇を取るようにしてみたら、明確な理由がなくても休みをとる子って意外といるということを知ることができました。
登校しぶりの時に私がやった対処法についてはこちらの記事にくわしく書いています。
リフレッシュ休暇をとる前は苦痛しかなかった
娘は学校に行きたくない日は、「学校に行きたくない」とは言わず(言い出せなかったのかもしれません…)、朝の忙しい時間に準備をなかなか進めないで、学校に行きたくない雰囲気を出していました。
行くのか行かないのかわからないハッキリしない態度は、見ていてとてもイライラしました…。
元気なんだから行きなさい、という気持ちがまずありましたし、
もし休むなら、
- 登校班に「休む」と伝えに行かないといけない
- 学校にも欠席(遅刻)の連絡をしないといけない
- 職場にも休みの連絡をしないといけない
これを考えると、正直、毎日苦痛で仕方ありませんでした。
当時、私は医療系の仕事をしていました。子供の病気ならともかく、娘は元気。それなのに、学校を休ませ、職場に穴を空けるなんて、自分もずる休みをするようでとても申し訳ない気持ちになりました。登校班でも、お母さん同士でいろいろあったので、「休む」と言いに行くのが本当に憂鬱でした。
リフレッシュ休暇は良いことだらけだった
リフレッシュ休暇を取り入れたあとは、朝から家庭内の雰囲気が悪くなることがなくなりました。「学校行くの?休むの?どうするの?」と言っていた毎日から解放され、母娘ともにとても楽になりました。
休むと決めてしまえば、娘はリラックスして、しっかり休めるようになったし、私も「リフレッシュ休暇は娘にとって必要な休みなんだ」と考えられるようになったら、娘を休ませることや自分が休むことへの罪悪感が薄れていきました。
リフレッシュ休暇のルール
とはいえ、元気なのに休んだことには違いないので、一定のルールを決めていました。
①学校を休んだ日はお友だちと遊ばない
体調が悪いわけではありませんでしたが、学校を休んだことに変わりはないので、お友だちと遊ぶことは禁止していました。娘が体調不良でないことは、お友だちもわかっていたので、下校後に遊びに誘ってくれる子もいたのですが、断っていました。
②休むかどうかは早めに自分で決める
これが、本当に良かったです。登校時間の直前に休むだ休まないだ言うより、休むなら休むで早めに言ってもらえたほうがお互いにとって良いことばかりでした。
本人の疲れ具合で、前日から「明日は学校休む」と決めてしまえば、娘は前日の夜から心を休めることができました。「明日は学校に行かなくていい」とわかるだけで安心するようで、夜も落ち着いて過ごせることが多かったです。
私も、朝にやらなくてはいけないこと自体は変わらないのですが、「明日は休み」と心づもりができているだけでストレスがかなり減りました。
朝になってから「行く」「行かない」が始まるより、お互いに気持ちよく過ごせる日が増えたように思います。
登校しぶりの娘が教えてくれた学校へ行く理由はこちらの記事にくわしく書いています。
③休みの日は何をして過ごすか自分で考える
リフレッシュ休暇を定期的に取るようになってからは、休みの日にどう過ごすかを自分で考えさせるようにしました。学校に行くのが難しい日は休んでも良い、そのかわり、自分で決めること、「休みの過ごし方も自分で考えて過ごしてごらん」と話しました。
どうせ休むなら、有意義に休んだほうが絶対に良いです。最初はこちらから促すこともありましたが、だんだん「〇〇だから明日は休む」と言えるようになりました。そして、「明日はこれをやろうかな」と決められるようになっていきました。
休んだ日の過ごし方
- とにかく充電、とにかくゆっくり過ごす
- 普段、なかなかできないことをやる
学校だけで疲れ切ってしまうので、特別に手に入れた休暇日は普段できないことをやっていました。動画編集に興味を持った時期は、動画編集をしてYoutubeにアップすることもありました。
学校の時間割に合わせて、自分でカリキュラムを作る
国語や算数の時間は、ドリルの遅れ分を取り戻そうとしていました。学校がある日は、登校するだけでエネルギーを使い切ってしまうのですが、休みの日はそのエネルギーを別のことに使えるようでした。
ひとりだと「何を書いたら良いかわからない」と書き出せなかった保留中の提出課題(提出期限が過ぎているものもあった)なども、私が一緒にいるだけで安心して進められることも多くありました。
図工の時間は好きな工作をしたり、体育はお家フィットネスやダンスをよくやっていました。
遊んでるだけ、のような時間もありましたが、ドリルや課題が少しでも進むと、それもまた学校に行くエネルギーになっていたように思います。
休むことで変わったこと
「休むこと」も「何をして過ごすか」も自分で決めたので、リフレッシュ休暇をとった日は、主体的に行動しようとしていたように思います。もちろん、すごくできる日もあれば、あまりできない日もあったけど、指示をしなくても、何かしらに取り組んで過ごしていました。
娘にとって学校は「楽しいから行く場所」だったので、充電できれば、また学校に行くことができました。そして、娘は、お友だち関係ではうまくいかないことが多かったのですが、それでも学校に行かないとお友だちと遊べない、というのもまた学校に行く理由になっていたように思います。
リフレッシュ休暇を取らないまま数ヶ月過ごせる時期もありましたし、週1〜2回のペースで休む時期もありました。その時によって差がありましたが、心配していた「休みグセ」がつくことはありませんでした。
(一度だけ、一ヶ月間、学校に行けないことがあったのですが、それはまた書いていきたいと思います。)
中学生になった今も、同じルールを続けていますが、休むことはほとんどなく、今年度は皆勤賞を目指しているそうです(笑)以前は「休みたい」が多かった娘が、自分で目標を持てるようになったことに、成長を感じています。
いろんな場面で自分で決められるようになったことも、リフレッシュ休暇の経験が生きているのかもしれません。
「休むこと=悪いこと」ではなく、その子がまた前を向くために必要な時間だったのだと思います。
中学生になった今、成長とともに変わってきた特性についてはこちらの記事にくわしく書いています。


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