発達障害グレーゾーンの子どもは、言葉の意味を汲み取ることが苦手なことがあります。娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。小学校入学してまもなく、指摘を受けました。視力も弱く、情報が多いと混乱してしまうため、学校の席は一番前が指定席。それは、中学生になった今も変わらず、続いています。
娘が困った後ろの席
そんな娘が小学3年生の時でした。中学年になり、娘の通う学校では、算数の時間だけ少人数で授業を受けるようになりました。3クラスの生徒を4クラスに分けるという形になるので、メンバーも先生も算数の時間だけ変わります。
そのため、担任の先生にならないことも多く、娘も他のクラスの先生が担当になりました。その算数の時の話です。
算数のクラス分けがされた日、娘が
「算数教室の席が後ろから2番目になった」
と困った様子で帰ってきました。普通の家庭なら「だからなんだ?」という話なんですけど、娘の席に関しては今までいろいろあったので、後ろから2番目は私としても想定外の意外な席でびっくりしました。
↓こちらの記事を読んでいただけるとわかるのですが、娘は小学校1年生の最初は特別席に座っていたくらいです。
娘が落ち着いて授業を受けることができた最初の席についてはこちらの記事にくわしく書いています。
少しずつ落ち着いて授業が受けられるようになったので他の席でも大丈夫かもしれない、と思った矢先に、今度は視力も下がってしまったので、特別席の後もずーっと1番前が娘の席。本人ももう前の席じゃないと落ち着かない、という感覚にもなっていました。
なぜ後ろの席になってしまったのか
翌日、後ろから2番目の席では「黒板が見えない」ことを担任の先生に連絡帳で伝え、席を変更してもらうことにしたのですが、そもそも、なんで後ろから2番目の席になってしまったのか?
後からわかったのですが、娘は「前の席が必要な人」という先生の質問の意味自体がわかっていませんでした。
どうやら算数教室の担当の先生も、席を決める際に「前の席がいい人がいるか」聞いてくれたそうなんですが、娘は手を挙げなかったのです。
「なぜ手を挙げなかったのか」
担任の先生からの返事には「言いだせなかったのかな」と書かれていたのですが…それは違います。娘は、先生の質問の意図がわからなかったんだそうです。
娘に算数教室の先生が、どう質問したかを聞いたら
「お医者さんに言われてる人、手を挙げてー」
という感じだったそうです。
先生としては、前の席にする必要のある子を確認するための質問だったのでしょうが、娘はその意図がわかリませんでした。お医者さんには言われていないし、席を決めるための質問だとも思わなかったので、手を挙げなかったのです。
娘なりに考えたこと
一般的には、視力の弱い子が前になるので、意味が汲み取れれば、わかったのだと思いますが、娘はそれがとても苦手です。
対応したのが娘をよく知らない先生だったこと、あとは、おそらく「お医者さん」というワードが引っかかってしまったのではないかと思います。お医者さんってなんだろう…どういう意味だろう…と???になってしまったように思います。
たとえば「後ろだと黒板の字が見えにくい人」とか「前の席が良い人」と聞いてくれれば、娘は手を挙げられたと思います。
慣れてない先生でいつもより緊張していた、というのもあると思います。
もし、私との会話の中でこういうことがあったら、「言ってる意味がわかりません」と言える子なのですが、学校では、わからないことをどう伝えたら良いのか、どう質問したらいいのか、わからなかったのだと思います。
そして、
お医者さんには何も言われてないから自分には当てはまらないと思った
手を挙げなかったら後ろの席になってしまった
どうしよう、と思いながら帰ってきた、
という流れだったそうです。
理解されにくい子
でも、もし、この時、席が決まった時に、娘が「私は前が良かった」と言ったとして、先生はどういう反応をしたかな、とも思うのです。「さっき質問したよね?話を聞いてなかったの?」と言われていたのではないか、と。
これは、私の想像に過ぎないのですが、今までの経験で学校ではそういうことが起こりがちだと感じています。
娘は話をちゃんと聞いていた
でもその質問の意味が汲み取れなかった
それは仕方のないことなのです。
でも、その理由をきちんと先生が聞いてくれなかった場合、結果だけ見ると注意をされてしまうのかな、と思います。これも発達障害グレーゾーンの子が誤解を受けやすい部分だと感じています。
誤解されやすい理由と誤解されることのつらさについてはこちらの記事にくわしく書いています。
「話を聞いてない子」ではない
話は少しそれますが、娘は計算問題は得意なのに文章題になると途端に解けなくなります。そもそもの問題の意味がわからなかったり、文章の途中の表現が理解できなかったり、するからです。
だから、問題の説明をしてあげると簡単に解けることも多いです。
こういう子どももいます。この記事を通してひとりでも知ってくれる人が増えたら幸いです。
そして、その子がわかるように伝えてくれる人が増えたら嬉しいです。
算数ドリルの取り組み方についてはこちらの記事にくわしく書いています。
日常の会話でも起きた同じような出来事は、こちらの記事に書いています。


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