発達障害グレーゾーン|特別支援教室の連絡ノートの効果的な活用法【家庭と学校の連携】

発達凸凹娘・小学校時代

発達障害グレーゾーンの子どもが特別支援教室(通級)を利用する際、連絡ノートをどう活用すればいいか悩んでいませんか。「特別支援教室(通級)の連絡ノートって、実際どんなことを書くの?」「本当に意味があるの?」と疑問に思う方もいると思います。

発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)の娘は、小学校1年生の2学期から特別支援教室(通級)を利用するようになりました。

この記事では、実際に利用して感じた連絡ノートの効果と、活用して良かったポイントを体験をもとにお伝えします。


特別支援教室(通級)の連絡ノートとは

娘が通っていた特別支援教室では、週2時間(個別1時間+集団1時間)の指導がありました。

その中で活用されていたのが連絡ノートです。このノートは、

  • 支援教室の担当の先生
  • 担任の先生
  • 保護者

の3者でやり取りをしながら、子どもの様子を共有するためのツールでした。

支援教室での様子を書いたあと担任の先生へ渡され、担任の先生が通常学級での様子を記入し、家庭に戻ってきます。家庭では家での様子を書き、次の通級日に持たせる、という流れでした。


連絡ノートでわかった「家と学校での違い」

この連絡ノートを通して、家と学校での様子の違いに気づけたことは、娘への理解を深める大きなきっかけになりました。

とくに多かったのが、「家ではできるのに、学校ではできない」というケースでした。


家では、気持ちの切り替えができずに困るという場面は、ほとんどなくなっていました。

「〇時までだよ」と伝えると、自分で時間を見て行動を切り替えることができていましたし、何かに取り組んでいる途中でも、「ここまでやったら次をやる」と、自分の中で区切りをつけて言葉にすることもできていました。

しかし、連絡ノートを見ると「学校では切り替えができない」と書かれていました。娘は環境の影響を受けやすいので、「やはり環境が変わってしまうとうまくできなくなってしまうことがあるんだな」、とあらためて思いました。

OTの先生に相談したところ、こんなアドバイスをいただきました。

「家庭での1対1の対応を丁寧に行ってください。それをもとに、外での他者との関わり方につなげられるようになっていきます」

この言葉を聞いて、家でできていることは、少しずつ外でもできるようになっていくのかもしれないと、思うようになりました。

家ではできているのに、学校ではできない。それは「できない」のではなく、できる力があっても発揮できない状態です。私は、直接関わることができない学校での行動にも、何かしらのアプローチが必要だと考えるようになりました。

そこで、家でうまくいっていた「気持ちの切り替え方」について、具体的に連絡ノートに書いて共有するようにしました。


連絡ノートでできた変化と支援の工夫

連絡ノートでやり取りを続ける中で、先生方も対応を工夫してくださいました。

その結果、学校でも少しずつ気持ちの切り替えができる場面が増えていきました。

家庭ではもともと切り替えができていたのですが、それを「できていること」として、あえて言葉にして本人に伝えるようにしました。

「時間を見て切り替えられているね」
「自分で区切りをつけられているね」

そうやって、できている行動を意識させることで、家だけでなく外でも同じように行動できるようになることを意識しました。

また、娘は疲れているときや気持ちが不安定なときには、同じことがうまくできなくなる傾向がありました。行動にムラが出てしまうことも予測できたので、その点についても連絡ノートで共有し、学校でも配慮していただきました。

家庭だけ、学校だけで対応するのではなく、どの環境でも同じ視点で支援できたことが、行動の安定につながったのだと思います。

それも、連絡ノートでのやり取りがあり、知恵を出し合えたからこそだと感じています。


通級をやめて気づいた連絡ノートの価値

娘は小学校4年生で特別支援教室を退室しました。

すると、それまで当たり前だった連絡ノートのやり取りがなくなり、学校での様子がほとんど見えなくなってしまいました。

あとから面談で初めて知る困りごともあり、「もっと早く知っていれば対応できたのに」と感じることもありました。

また、通級は娘にとって安心できる場所でもあり、登校しぶりがある時期でも、通級のある日は行けることもありました。

退室してから、その場所がなくなってしまったこと、そして私にとっては連絡ノートの存在がどれだけ大きかったのかを実感しました。


連絡ノートを活かすポイント

  • 家庭での様子を具体的に書く
  • 小さな違和感でも共有する
  • 学校の様子をもとに関わり方を調整する

連絡ノートは単なる記録ではなく、家庭と学校をつなぐ大切なツールです。診察やOT、放課後等デイサービスなど他にも療育を受ける場はありますが、時間にするととても短い時間です。子どもが多くの時間を過ごすのは家庭と学校。その時間に少しでも良質な関わりができたら、子どもの成長は加速すると思います。

私も連絡ノートにいつもたくさんの出来事を書いていたわけではありません。「元気です。」「変わりありません。」と書く日もありましたし、連絡ノートを書き忘れる日もありました。でも、気になる行動があったときや、お子さんに変化があったときは、ぜひ書いてみてください。先生方もより気をつけてお子さんを見てくれるはずです。

通級を検討している方や、連絡ノートの活用に悩んでいる方の参考になればうれしいです。

通級に通わせることへの不安や周りの目についてはこちらの記事にくわしく書いています。

特別支援教室を早めに利用してよかった理由についてはこちらの記事にくわしく書いています。

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