発達障害グレーゾーンの子どもを育てていると、正しい対応方法を知っていても、できない時があります。この記事では、そんな時に追い詰められてしまうお母さんへ、伝えたいことを書いていきたいと思います。
年度はじめは毎年荒れる
娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。小学校に入学して間もない頃に、指摘を受けました。娘は環境の影響を強く受けるタイプです。環境の変化がとても苦手で、慣れるのにも時間がかかってしまいます。
これは、小学校入学後も同じで、進級してすぐの年度初めは、環境の変化による緊張感とストレスで、1年の中でも娘がもっとも荒れやすい時期。中学生になった今も変わりません。
学校で一生懸命頑張っている分、家では不安定になります。疲れやストレスをそのまま行動や言動に出してくるので、一緒にいると感情をかき乱されることがあります。
グズグズイライラしながら泣いたり、わめいたり。出てくる言葉は「もうやだ」「つかれた」「きらい」「いかない」「もうやらない」とネガティブワードのオンパレードになることも。
「娘が特性が目立ちはじめたのも、小学校入学という環境変化がきっかけでした。こちらの記事にくわしく書いています。
全部わかっているのに、できない時がある
特性のある子は、人一倍頑張らないとみんなと同じようにはできません。家でグズグズしてしまうのは、外で頑張っているから。疲れているのは、苦手な環境変化に適応しようとものすごいエネルギーを使っているから。
それでも毎日学校に行けているのは、本当はすごいことだとわかっているんだけど。
だから本当なら褒めてあげたいのだけど。
でも、できない時ってありますよね。
知識があるからこそ、追い詰められる
子育てに関する素晴らしい情報はたくさんあります。「こんな時はこう対応するといい」という知識を得ることは大切です。
でも、いくら素敵な知識を得ても、できない時はあります。
だってお母さんだって感情のある人間だから。
穏やかに対応できない時もある。子どもの感情に巻き込まれることもある。ワーワーわめかれたらうるさいと思ってしまうし、否定的な言葉ばかり聞いていたら「いい加減にしろ」と言いたくもなる。
私も専門家の先生たちに対応の仕方を教えてもらったり、自分で調べて、こうするといいとか、ああするといいとか、勉強しました。もちろん知識を得ることは必要なのですが、でも、良いことばかりではありませんでした。自分がちゃんとできなかったことがハッキリわかるようになったからです。
感情的になってしまって、やってはいけない対応をしてしまったり、言っても仕方ない言葉を言ってしまったり…娘を傷つけて、できなかった自分も責めて、余計追い詰められて苦しくなってしまう。そんな時もありました。
たとえば、私が疲れている時。娘の「もうやだ」「つかれた」「学校行きたくない」という言葉を聞くと、自分の疲れが何倍にもふくらんでいくように感じました。
頭ではわかっているのに、つい冷たい態度をとってしまう。一度は「もう知らない」と、言ってはいけない言葉が口から出てしまったこともありました。
それでも、それ以上に娘を傷つける言葉を言ってしまいそうな時は、なるべくその場を離れて、物理的に距離をとるようにしていました。そして気持ちが落ち着いてから娘のところへ戻り、「言ってはいけないことを言ってごめんね。ママも疲れていたんだ」と、正直に話すようにしていました。
言ってしまった言葉が消えるわけではないし、娘を傷つけてしまったことは取り返せません。それでも、自分の体調や心の状態、そして「自分が悪かった」ということをすぐに言葉にして伝えていたことで、娘との関係はあまり悪化せずに済んでいたように思います。
親子の関係がこじれてしまうと、子どもはこちらの話をどんどん聞かなくなってしまいます。嫌いな人の話は聞きたくない──それは大人も子どもも同じですよね。だからこそ、間違えたと思った時は、できるだけ早く謝るようにしてきました。
お母さんだって、ひとりで頑張れない時がある
お母さんだってひとりで頑張れない時があります。大丈夫だよって誰かに言ってもらいたい時があります。
完璧にできなくていいです。できない日があっていいです。
感情的になってしまった翌日、「昨日はごめんね」と娘に言うと、「いいよ」と言ってくれることがあります。お母さんが謝る姿を見せることも、子どもにとって悪いことではないと思っています。
それでも明日は今日より穏やかに
新しい環境って疲れますよね。子どもだけじゃなく、お母さんだって疲れます。今日うまくできなかったとしても、明日また穏やかに過ごせればいい。それだけで十分だと思います。
お母さんもどこかで吐き出してください。同じように疲れているお母さんに、少しでも届けばうれしいです。
同じように「対応ができない」と悩んでいた時期に、私がやっていた関わり方については、こちらの記事でまとめています。
この記事のまとめ
- 娘は環境の変化がとても苦手で、進級してすぐの年度はじめが1年でもっとも荒れやすい。中学生になった今も変わらない
- 学校で一生懸命頑張っているぶん家では不安定になり、「もうやだ」「つかれた」「きらい」「いかない」とネガティブワードのオンパレードになることもある
- 毎日学校に行けているのはすごいことだとわかっているし、本当なら褒めてあげたい。でも、できない時ってある
- 知識を得ることは大切だけれど、いくら素敵な知識を得ても、できない時はある。お母さんだって感情のある人間だから
- 一度は「もう知らない」と、言ってはいけない言葉が口から出てしまった。それ以上傷つけそうな時は、なるべくその場を離れて物理的に距離をとるようにしていた
- 落ち着いてから「言ってはいけないことを言ってごめんね。ママも疲れていたんだ」と正直に話すようにした。間違えたと思った時にできるだけ早く謝ってきたことで、娘との関係はあまり悪化せずに済んだと思う


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