発達障害グレーゾーンの子どもを育てていると、周りに理解してもらうことの難しさを感じる場面がたくさんあります。この記事では、理解してもらえない悔しさと、それでも伝えたいことを書いていきたいと思います。
【グレーゾーンはひとくくりにできない】
娘は発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。発達凸凹なんて言い方もしますが、凸の部分も凹の部分もみんな違います。
発達障害の本を読んでも、当てはまるところもあれば、まったく当てはまらないところもある…ずっと育ててきた親でさえ、簡単に理解できないのですから、家族ではない人に(時には家族であっても)理解してもらうのは本当に難しくて…むしろ理解してもらえないことのほうが当然なのかもしれないと思っています。
でも、娘に関わる人には、理解はできなくても、せめて「理解しようとする目」だけは向けてほしいと願っています。
【誤解されることの悲しさ】
発達障害の認知は広まってきましたが、定型発達でも発達障害でもない、グレーゾーンの子がいることをどれくらいの人が知っているでしょうか。
そして、どれくらいの人が正しく理解しているでしょうか。
娘は特性ゆえに誤解を受けることが多いです。誤解されるのは悲しいです。「そうじゃないよ、違うんだよ」と伝えたくなる場面が何度もありました。
でも、知らない人に短い言葉で理解してもらうのはとても難しいです。そして、うまく伝えられない自分のことももどかしく思うことがありました。
娘の奇声は特性から来るものでした。でも、周りの子どもたちには「うるさい子」としか見えていませんでした。娘の机に心ない言葉が書かれた日のことは、今でもよく覚えています。書いた子も、自分なりに精一杯だったのだと今では思えますが、当時はとてもショックでした。
机に心ない言葉を書かれた日についてはこちらの記事にくわしく書いています。
【偏見と向き合ってきた】
世の中にはいろんな人がいます。残念ながら、障害に偏見を持っている人もいます。特別支援教室に通っている子を色眼鏡で見る人もいると、先生から聞いたことがあります。頭ではわかっていても、聞くとやっぱり残念な気持ちになります。
正直に言うと、娘がはじめて指摘を受けた時、私自身も「周りにどんな目で見られるんだろう」と思いました。隠せるなら隠した方がいいのかな、と頭をよぎったこともありました。
変な子だと思われているかな
あの子と遊んじゃだめとか言われてないかな
外で恥ずかしいことしないで!お願い!
なんて思ったこともありました。
今思うと、そんなふうに考えていた自分が一番恥ずかしいのですが、それくらい当時は余裕もなかったし、悪い方向にばかり考えてしまっていた時期でもありました。
特別支援教室に通うことで周りからの目が気になった時のことはこちらの記事にくわしく書いています。
【特性のある子の行動の根っこを見てほしい】
特性のある子の気になる行動は、「やる気がない」わけでも、「ふざけている」わけでも、「意地になって素直になれない」わけでもないことが多いです。
わがままに映るかもしれないけれど、それは本人が困っている時であることが多いと思います。
娘の特性が目立ちはじめた頃、私は、問題行動が起きると「やってはいけない」理由を聞かせ、娘の行動をただそうとしました。でも、娘は黙り込んでしまうばかりでした。娘はやってはいけない理由はわかっていたけど、行動が止められなかっただけ、だったからです。娘の気持ちに寄り添うようにしてから、少しずつ娘が話してくれるようになっていき、問題行動の減少につながっていきました。
お友だちトラブルへの対応についてはこちらの記事にくわしく書いています。
表面の行動ではなくて、どうしてできないのか、どうしてそんな行動をしてしまうのか、根っこを見てあげてほしいです。そして、動けるまで待ってあげてほしいです。
原因を取り除けば、その子はきっと落ち着いて一歩を踏み出すことができると思うからです。
【理解できなくても、見守るだけで救われる】
完全に理解することは難しいかもしれません。でも、そんなふうに見守ってくれることで、救われる子どもたちがたくさんいるだろうと感じています。
本当なら発達障害だとか、定型発達だとか、グレーゾーンだとか、そんな区別をせずに、すべてが個性として成長していける、そんな世の中に近づいていってほしいと思います。
発達障害グレーゾーンの子どもとの関わり方については、実際に悩みながら試行錯誤してきたことを、他の記事でも書いています。
「やりたいのにできない」子どもへの関わり方や、家で実際にやっていた対処法については、こちらの記事にまとめています。
また、療育につながるまでの待機期間に何をしていたかについては、こちらの記事でくわしく書いています。
言葉の意味が汲み取れずに困ったことについては、こちらの記事にくわしく書いています。
日常会話の中でも会話のズレがよく起こります。こちらの記事に書いています。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


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