娘は、小学校入学してまもない頃に、発達障害グレーゾーンだとわかりました。それを機に、支援を受けるようになりました。
娘が受けた支援等はこちらです↓
・発達検査WISC
・療育病院への通院(親のみ1回/月、親子1回/3 か月)
・OT(1回/月くらいだった記憶)
・特別支援教室(2時間/週)
・放課後等デイサービス(1日/週)
発達障害グレーゾーンとはなにか、まったく知識がなかった私でしたが、いろいろな支援を受けることで専門家の先生たちの話を聞く機会を持つことができました。
無知は不安を強くさせます。
知識を得ることで漠然とした不安は小さくなり、娘の困りごとが整理できるようになりました。前に向かって、やれることがわかると希望が持てるようになりました。

当時、小学1年生の娘が抱えていた困りごと、苦手(得意)、特性に対するアドバイスはこちらでした↓
【発達検査WISCでわかったこと】
・単語の意味の理解は得意
・見て理解することがやや苦手(全体に注意を払うことが苦手な傾向)
・落ち着いて行動することが苦手(知的面より行動面の苦手が目立つ)
・単純なことは記憶を保てるが、操作が加わると記憶が保ちにくい(逆にするとわからなくなる…等)
→必要な配慮
一斉指導で学習する際には、見せるだけではなく言葉での説明を付け加える、見せる時は色分け・拡大などで見やすくして表示する、全体に注意を向けられるよう個別で声掛けをする
【OTを受けてわかったこと】
・姿勢保持が苦手(体を保持する筋肉に弱さがある)
・左右交差する模倣が苦手(右手を上げて、左手は右耳を触る、とか)
・じっと待つことが苦手
・片足立ちバランスが苦手
・目の動きが必要とされる課題が苦手
・手先の操作に未熟さがある(姿勢保持が苦手なことも影響している)
・困っている時に助けを求めることが苦手
→必要な配慮
目や耳からの刺激に注意が向きやすく、それをキッカケにおしゃべりが止まらなくなったりと落ち着かなくなる傾向がある。机の上などに物があると注意がそれやすくなるので、環境を整えることで、注意を向けやすくしてあげると良い。学校の席も工夫できると良い。
体幹やバランス能力を高める体力づくりをすると良い。ジャングルジム、ぶらんこ、吊り橋、一本橋などの遊びも良い。着席姿勢が取りやすくなる。
目の動きの苦手さから、板書や音読が苦手の可能性があるので配慮できると良い。
専門家の先生方に分析してもらったことで、娘のどういう苦手さがどういった困りごとにつながっていたのかが具体的にわかるようになりました。気になる行動には理由がある、ということ。その理由を小さくしてあげることで、特性は目立たなくなっていきました。
【アドバイスを聞いて実践したこと3つ】
①学校での環境を整える
娘は、家や保育園では特性が目立たなかったので、小学校に入学するまで発達障害の傾向を抱えていることに気づいてあげることができませんでした。娘にとって安心できる環境かどうかが大切なポイントでした。
教室での席は一番前が指定席になりました。視力が悪かったのもありますが、一番前の席は入ってくる情報が少ないからです。「必要な情報を選んでひとつのことに集中する力が弱い」娘には、後ろの席だと入ってくる情報が多すぎていました。
先生の目も行き届きやすい場所なので、集中が向けられていないときは、個別に声掛けをしてもらうようにしました。意識が向いたあとで、全体に話をしてもらうようにすると、ゼロにはなりませんでしたが、聞き漏らしをだいぶ減らすことができました。
聴覚過敏とは言われなかったのですが、周りの音が気になって集中できないときにはイヤーマフを使用するようにしました。
②体幹を鍛える
教室では椅子にお尻をつけて座ることが難しく、机の上に乗り出したり、グニャグニャと突っ伏したりしていました。アドバイスを聞くなかで、これは本人がきちんと座ろうとしないのではなく、姿勢を保持するための体幹の筋力が弱いために、きちんと座ることができなかったのだ、と知れたのは大きかったです。
姿勢が保持できないと、字を書いたり、ハサミで何かを切ったり、といった手先の作業も不安定になってしまうということだったので、とにかく体幹を鍛える運動を日常に取り入れました。
③板書が間に合わないときは写真を撮る
板書が苦手な可能性を指摘をされたので、学校での様子を見てもらうことにしました。そして、他のお子さんより板書に時間がかかっていることがわかりました。頑張っているのに間に合わない、というのは本人にとってもつらかったと思います。今は、クロムブックを1人1台使える環境なので、板書が多いときは写真を撮ることで安心することができるようになりました。
この3点に取り組んでいくうちに、少しずつではありますが、小学校でも安心して過ごせるようになっていきました。
だんだん先生に困りごとを伝えられるようにもなっていきました。この変化は大きな意味がある一歩でした。伝えることで困りごとを解決することができるようになったので、不安になると起きていた多動性や衝動性といった行動が自然と落ち着いていきました。
注意を受ける回数も減っていき、お友だちとも良い関係を築けるようになっていきました。
すぐの変化は難しいです。ですが、問題行動そのものに目を向けるのではなく、どうしてそういった行動が出てしまうのか、という理由を考えることで、問題行動を減らすことはできるのだと感じました。苦手なこともその子なりのペースで必ず成長します。1人で抱え込まずに、信頼できる専門家の方に相談してみてくださいね。


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