運動会で突然走れなくなった娘|発達障害グレーゾーンの不安と葛藤

発達凸凹娘・小学校時代

行事の前に不安を強く感じてしまうお子さんはいませんか。私の娘は、発達障害グレーゾーン(ADHD+ASD)です。環境の影響を受けやすいので、同じ課題でも、「できる時」と「できない時」があります。それまで、苦手がありながらも、運動会には毎年参加ができていたのですが、小学校3年生のときは、それが難しい1年でした。

前回の記事では、運動会の団体演技の練習に参加できていなかった娘の話を書きました。今回は同じ年の徒競走での娘の驚くべき行動について書いていきたいと思います。

運動会の練習に参加できなかった娘|発達障害グレーゾーンの葛藤についてはこちら

団体演技の練習に参加できていなかった

娘は運動は大好きなので、運動会に参加できないことはそれまでありませんでした。「出たくない」と言われたこともなく、悩んだこともなかったのですが、小学校3年生のときは違いました。

運動会の練習に参加できていなかったことが、間近になってからわかったのです。「自分はできていない」そんな風に思ってしまったようでした。一歩踏み出す勇気が持てたらできていたのだと思います。でもそこで大きなブレーキが掛かってしまったのは、不安かもしれないし、恐怖なのかもしれません。

徒競走での驚くべき行動

娘は、運動会の当日も不安げな様子をしていました。団体演技にも参加したくない、と言っていて、本番に参加できるかもわからない状態でした。

娘の最初の出場種目は80メートル走でした。

私は走るのが苦手だったのですが誰に似たのか走るのがなかなか早い。得意なことには力を発揮しやすいので80m走だけは無難に終わるかな、と思っていたのですが…今年はちがいました。

走る前もなかなか列に並べません…。私も心配で近くにいたので

走りたくないなら走らなくていいよ」

と伝えたのですが…やりたいけれどなんだか勇気が出ない、そんな表情をしていました。ギリギリでなんとか列に戻り、走りはじめた娘はぶっちぎりの1位。

だったのですが…

80メートル走はカーブのコース。アウトコースだった娘は、ストレートに差しかかったあたりで、インコースのおともだちが迫ってきたことに気が付きました。

それでも抜かれることはなかったのですが、突然立ち止まり、その場にしゃがみ込み。そして、何を思ったかの逆走。さらにプールの柵を乗り越えようと柵を登りだし、大人が3人で止めにいくという事態に…。

そのまま走っていれば、1位でゴールできたはずでした。でも、追いつかれそうになった感じがして急に怖くなってしまったんだそうです。あとから話を聞いたら、そう答えてくれました。

低学年の時は50メートル走だったので、直線のコースでした。80メートル走は、走順を確認しただけで、

走ったのは本番がはじめてだったそうです。

カーブのコースを走るという経験がなかったので、娘にしたら思いもよらない展開だったのでしょう。見通しが立たないことに不安を感じやすい娘が怖いと感じてしまったのも仕方がなかったのだと思います。

それでも、朝から不安が強かったのに、列に戻って、走るぞ!って決めたんだから娘は本当に本当にできる限りのことはしたのだと思います。

目立つ行動の裏にある頑張り

発達障害の傾向のある子はいろんなことが起こりますね。でも目立ってしまう行動の裏には本人の頑張りが隠れてるものです。頑張りが結果的につながらないことも多いけど。いや、つながらないどころか、かえって好ましくない行動が出てしまうこともあるけど。

でも、実はすごく頑張っているのが発達障害の子だと思っています。

そして、穴があったら入りたい、なんて思いながら見守るお母さんもやっぱり頑張っていると思います。みんなと同じことができない我が子…見守るだけでも精神的に疲れることが多くありました。

でも、私もいろいろなことを経験させてもらって、この頃にはだいぶ娘の行動を面白がって見守れるようになってきました。

とはいえ、中学生になった今も、そのクセは抜けずに、いつもハラハラドキドキしていますが、この年になるとドキドキすることってあんまりないので、それはそれで刺激になっているのかもしれません(笑)

みなさん、子育て一緒に楽しみましょうね。

翌年の運動会で成長を見せてくれた話はこちらの記事にくわしく書いています。

誤解を受けやすい娘の話はこちらの記事にくわしく書いています。

学校公開をドキドキしながら行った時の話はこちらの記事にくわしく書いています。

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